《春の目覚め》2002年 
Collection of Mr. & Mrs. Herve’ Aaron, New York

(左)《モザイク・ガラス「輪」》1996年、
(右)《モザイク小ガラス瓶「謝肉祭のマント」》1996年 
富山市ガラス美術館蔵 撮影:末正真礼生

《風に揺れる黄色の花》1998年
Collection Mr. & Mrs. Hervé Aaron, New York

《ゴブレット”野いちご”》1994年、富山市ガラス美術館蔵 
撮影:斎城卓

《雨の日》 2008年 
Collection Giulio Alessandri, Venice, Italy

《クリスタッロ・ソンメルソN.49-彫刻》2008年 
Collection Barry Friedman, New York

《ヴェネツィアの運河 N.3》 2009年 
Collection Barry Friedman, New York

展覧会

回顧展

大平洋一
ヴェネツィアン・グラスの彼方へ

会期:2024年3月9日(土)~2024年6月23日(日)

開場時間:午前9時30分~午後6時
(金・土曜日は午後8時まで。入場は閉館の30分前まで)

閉場日:第1・3水曜日、3/27、5/8(ただし3/20、5/1は開場)

会場:富山市ガラス美術館 2・3階 展示室1-3

概要

本展は、ガラス作家・大平洋一(おおひらよういち)氏(1946-2022)を紹介する、国内初となる大回顧展です。小説を通してガラスに惹かれた大平は、華麗なるガラス芸術で名高いヴェネツィアに魅了され、作家となることを目指して26歳の時に渡欧します。500年以上の栄華を誇るヴェネツィアン・グラスの伝統と歴史の厚みに圧倒された大平は、自ら考案した作品の構想を元に、巨匠たるガラス職人との協働作業で作品を創り上げるスタイルに自身の進むべき道を見出しました。企業デザイナーを経て独立以降は、透明ガラスと不透明ガラスを巧みに組み合わせた意匠によって自身の作風を確立します。大平は、ローマ時代のモザイク・ガラスに着想を得ながら、東アジア圏に見られる陶磁器や漆器の形を取り入れるなど、西洋の古典的な美の規範と東洋の工芸的な要素を巧みに調和させています。ヴェネツィアン・グラスの歴史を隅々まで吸収した上で、日本とヴェネツィア双方の文化や美意識の融合を目指した大平は、ついにその厚い伝統を乗り越え、普遍的な美しさをもつ独自のガラス表現へと到達したのです。本展では、国内外のガラス作品約150点を中心に、緻密なスケッチやドローイング、大平が研究のために自ら収集したガラス製造関連資料を併せて展示します。現代ガラスの粋を集めた作品の数々を、ぜひご覧ください。

 

 

主  催           富山市ガラス美術館

特別協力          バリー・フリードマン・ギャラリー

後  援           イタリア文化会館、北日本新聞社、富山新聞社、北日本放送、富山テレビ放送、チューリップテレビ

関連プログラム

土田館長によるスペシャルトーク

土田ルリ子館長が、作家・大平 洋一氏の人物像などについて、詳しくご紹介します。

日 時:5月18日(土)14:00から

場 所:富山市ガラス美術館 2階ロビー

事前申込不要、参加無料

 

学芸員によるギャラリートーク

担当学芸員が展覧会や出品作品について、わかりやすく解説します。

日 時:3月23日(土)、4月20日(土)、5月25日(土)、6月22日(土)

各回 14:00から

場 所:富山市ガラス美術館 2・3階展示室1-3

事前申込不要、参加無料

 

記念講演会(予定)

日 時:未定 詳細が決まり次第、美術館公式ウェブサイトにてお知らせいたします。

事前申込不要、参加無料

 

 

 

※展示室への入場には、本展観覧券が必要です。

※関連プログラムの詳細は美術館公式ウェブサイトやSNSなどでお知らせします。

※プログラムは都合により中止、または変更となる場合があります。

最新の情報は美術館公式ウェブサイトをご確認ください。

 

カタログ

回顧展:大平 洋一 ヴェネツィアン・グラスの彼方へ

2024年3月8日発行/サイズ:A4変形/208頁/価格2,300円

日英併記/デザイン:原純子(STORK)

 

目次  CONTENTS

 

p.6    はじめに  Foreword

p.8    メッセージ―高潔なる挑戦者・大平洋一  土田ルリ子

Message Ohira Yoichi, the Candid Challenger  Tsuchida Ruriko

 

p.12   我が友、大平洋一との想い出  バリー・フリードマン

Recollections of My Friend, Ohira Yoichi  Barry Friedman

 

p.17   プロローグ  Prologue

 

p.21   I ガラス・デザイナー時代   The Glass Designer Years

デ・マヨ工房と「ヴェネツィアとオリエント」シリーズ

De Majo and the “Venice and the Orient” Series

「神々しきガラス」シリーズ  The Vetro Divino Series

 

p.43    II ガラス作家としての独立   Becoming an Independent Glass Artist

初期のゴブレット制作  Ohira’s Early Goblets

レースガラスへの取り組み  Work with Lace Glass

パステル・ガラスの始まり  First Steps with Pastel Glass

花開く不透明ガラスの世界  Wonders of the World of Opaque Glass

 

p.81    III ヴェネツィアン・グラスの製造方法と背景

Manufacturing Techniques and Historical Context of Venetian Glass

17–18世紀のガラス技法書  17th- and 18th-Century Technical Manuals

ガラスの街ムラーノ島  Murano, Island of Glass

 

p.91    IV ヴェネツィアの情景   Views of Venice

ラグーナとアックア・アルタ  The Laguna and Acqua Alta

冬の思い出  Memories of Winter

運河と小路  Canals and Alleyways

 

p.119   V ムッリーネとガラスパウダーによる展開  Work with Murrine and Glass Powder

ダイヤモンドと光  Diamonds and Light

ムッリーネと万華鏡  Murrine and Kaleidoscopes

 

p.141  VI クリスタルガラスへの回帰  Return to Crystal Glass

 

p.161 大平洋一との対話  聞き手 バリー・フリードマン

A Conversation between Ohira Yoichi and Barry Friedman

 

p.176  ムラーノ島および欧州各地にみられる「スカンノ」と「バルデッラ」  大平洋一

Lo Scanno e La Bardella a Murano e in Altre Località Europee Ohira Yoichi

[ENGLISH SUMMARY] The Scannno and the Bardella in Murano and Other Europian Locations

 

p.185  ガラスという美の鉱脈を求めて  高橋由佳

In Search of the Lodes of Beauty We Call Glass   Takahashi Yuka

 

資料  Appendices

p.193 作品リスト   List of Works

p.202 作家略歴    Biography

p.206 主要参考文献  Selected Bibliography

 

※情報は発行当時のものです。何卒ご了承ください。

インフォメーション

観覧料

観覧料

一般1,200円 (1,000円)  大学生1,000円(800円)
○( )内は20名以上の団体
○高校生以下無料
○富山市に住民登録がある70歳以上の方無料
○本展観覧券で常設展も観覧可

 

前売券取扱い
一般1,000円のみ
アスネットカウンター Tel 076-445-5511 / TOYAMAキラリ1階総合案内
○詳細はこちらをご覧ください。

お問い合わせ

富山市ガラス美術館
電話:076-461-3100
E-mail: bijutsukan-01@city.toyama.lg.jp

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富山市ガラス美術館
電話:076-461-3100
E-mail: bijutsukan-01@city.toyama.lg.jp