ICOM GLASS会長に富山市ガラス美術館の土田ルリ子館長が就任しました

12月5日に開催されたICOM GLASSの年次総会において、富山市ガラス美術館の土田ルリ子館長が、会長に就任することが決定しました。ICOM の国際委員会の1つであるICOM GLASSの会長にアジア地域から選出されるのは初めてとなります。

任期
3年間(2022年12月5日~2025年の年次総会まで)

ICOMとは
International Council of Museumの頭文字を取った通称で、国際博物館会議と訳されます。本組織は、ミュージアムの進歩と発展を目的とした世界で唯一かつ最大の国際非政府組織で、1946年にパリで創設されました。2022年現在、会員は世界138の国と地域から、44,686人の個人会員と3000団体であり、8の特別委員会、118の国内委員会、32の国際委員会、6の地域連盟、23の加盟機関により構成されています。

ICOM GLASSとは
International Committee for Museums and collections of glass(通称ICOM GLASS)は、ICOMの中で専門分野別に分かれる32の国際委員会の1つです。令和3年4月に富山市ガラス美術館と文化プロジェクトに関する相互協力の協定を締結したコーニング・ガラス美術館(アメリカ)をはじめ、国内外有数のガラスコレクションを所蔵する美術館や個人的なガラス研究家が加盟する学術団体です。
※土田館長は2016年のミラノ大会からICOM GLASSの年会に参加し、2019年から理事を務めています。

土田 ルリ子(つちだ るりこ) プロフィール
1967年東京都出身
1992年慶応義塾大学大学院文学研究科哲学専攻美学美術史分野修了
1992年からサントリー美術館勤務
2010~2020年3月まで同館学芸副部長
2020年4月より富山市ガラス美術館副館長
2022年4月より現職
日本ガラス工芸学会理事