《No.899251》1989年 作家蔵

《No.893281》 1989年 作家蔵

《花器》1991年 作家蔵

《鉢》1991年 作家蔵

展覧会

イワタルリ BODY×硝子

会期:2016年7月16日(土)~2016年9月25日(日)
※初日のみ午後1時開場

開場時間:午前9時30分~午後6時
(金・土曜日は午後8時まで。入場は閉場の30分前まで)

閉場日:第1第3水曜日

会場:展示室1・2(2F)

概要

イワタルリ(1951-)は、日本の現代ガラスの先駆的存在であった岩田藤七を祖父に持ち、その後継として活躍した岩田久利と糸子の間に生まれます。ガラス制作が身近にある環境で育った作家は、東京藝術大学で鋳金を学んだ後、ガラス作家としての活動を開始します。

作家はこれまで、日常使いのガラスの器から、ガラスを金属や麻縄といった異素材と組み合わせてインスタレーションする大型のものまで、多様な作品を生み出してきました。作品に見られる美しいガラスの色彩や柔らかな動きは、溶けたガラスが立体へと造形される過程で作家によって引き出されたものです。また、自身の身長や手のひらの大きさを基準とした作品からは、あたかも作家の身体の一部であるかのような生命力が感じられます。人々は、作品の持つ強い存在感やエネルギーに圧倒されるとともに、それらを通して作家自身と対面するような感覚になるのではないでしょうか。

本展は、1989年から2003年までの作品約25点を、作家が「彫刻的作品」と称する大型のキャスト作品と、器のかたちを呈する「工芸的作品」とにわけて展示空間の中で構成します。ホットワークの技法を駆使し、独自の造形感覚によって生み出された、イワタルリの多様な表現世界を展観します。

関連プログラム

[アーティストトーク]
日時:8月6日(土)午後1時30分より
会場:展示室1・2(2F)
定員:先着60名

[学芸員によるギャラリートーク]
日時:7月18日(月・祝)、30日(土)、8月13日(土)、27日(土)、9月10日(土)、24日(土)
各回午後3時より開催
会場:展示室1・2(富山市ガラス美術館 2F)

※1 各プログラムへの参加には本展観覧券の半券が必要です。
※2 各プログラムについて、事前申込みは不要です。

インフォメーション

観覧料

一般 700円(500円)、大学生 500円(300円)
「ベンジャミン・イードルス&キャシー・エリオット:Light Marks-光を辿(たど)る」展との共通観覧券
一般 1,000円(800円)、大学生 800円(500円)
※1 ( )内は20名以上の団体料金。高校生以下無料。
※2 本展のチケットで常設展(4階、6階)もご覧いただけます。

前売りチケット取り扱い
「ベンジャミン・イードルス&キャシー・エリオット:Light Marks-光を辿(たど)る」展との共通観覧券(一般のみ)
アーツナビ Tel076-432-3113、アスネットカウンターTel076-445-5511、
TOYAMAキラリ1F総合案内

主催
富山市ガラス美術館

 

■カタログ

 

イワタルリ BODY×硝子

 2016年発行/サイズ:A4変形/54頁/価格1,500
日英併記/デザイン:宮田裕美詠(ストライド)

 

 

 

 

 

[目次]
・ごあいさつ  渋谷良治(富山市ガラス美術館長)
・図版
・イワタルリ BODY×硝子  古澤かおり(富山市ガラス美術館学芸員)
・出品リスト
・作家略歴

ミュージアムショップにて好評発売中

  • 情報は発行当時のものです。何卒ご了承下さい

お問い合わせ

富山市ガラス美術館
電話:076-461-3100
E-mail: bijutsukan-01@city.toyama.lg.jp