ガラスの街とやま連携展・富山ガラス工房開設30周年記念
まなざしとリズム
富山ガラス造形研究所教員10人の表現
会期:2025年2月8日(土)~2月16日(日)
開場時間:午前9時30分~午後6時
(入場は閉場の30分前まで)
概要
富山市は30年以上にわたり、「ガラス」をまちづくりのテーマの一つに掲げてきました。作家育成を行う「富山ガラス造形研究所」、文化的産業としてガラスを振興する「富山ガラス工房」、そして芸術鑑賞の場である「富山市ガラス美術館」、この3つの機関を拠点とし、富山市は「ガラスの街」を推進する世界でも有数の地域となっています。
このうち富山ガラス造形研究所(通称TIGA)は、全国初の公立ガラス専門教育機関として1991年に開校して以来、充実した設備とカリキュラムのもと、国内外で活躍する卒業生を数多く輩出してきました。「ガラスの街とやま連携展」3年目の開催となる今回は、現在TIGAで教員として学生の教育に携わりながら、独自の制作活動も展開する10人の作家を取り上げます。
テーマは「まなざしとリズム」です。本展示の中で、見ること自体をテーマとする作品、あるいは鑑賞者のまなざしを表現に取り入れた作品は、見るという行為の持つ意味や、他者の視点を通していかに世界を解釈し得るかを私たちに問いかけます。一方、身の回りの世界に目を向けると、音や言葉、色や形、天体や季節、そして生き物の行動様式など、幅広い事象の中にリズム(規則性や周期性)が存在し、このことを視覚のみならず様々な感覚を通して理解していることに気付きます。今回展示する作品からも、こうしたリズムを感じ取ることができるでしょう。本展では作家たちの表現を「まなざし」および「リズム」を想起させるものととらえ、感覚をひらいて周囲の世界を受け止めるための手がかりを探ります。そして多様なバックグラウンドを持つ人々が共存し、ガラスという素材をきっかけに新たな表現が生まれる場であるTIGAの現在をもご紹介する機会となれば幸いです。
出品作家
天笠 夏美、イーリ・スヒー、木村 珠里、ディラン・パルマ、中神 牧子、橋本 亜紗、
廣瀬 絵美、本郷 仁、松藤 孝一、吉積 彩乃(五十音順)
主 催:富山市、富山市ガラス美術館、富山ガラス造形研究所、(一財)富山市ガラス工芸センター[富山ガラス工房]
後 援:北日本新聞社、富山新聞社、NHK富山放送局、北日本放送、富山テレビ放送、チューリップテレビ
関連プログラム
◆富山ガラス造形研究所 卒業制作展2025 記念講演会
日時:2月7日(金)13:30-15:00
会場:富山市ガラス美術館 2階ロビー
講師:島敦彦氏(国立国際美術館長)、渋谷良治氏(富山市ガラス美術館顧問、富山ガラス造形研究所制作アドバイザー)
参加無料、申し込み不要
※詳細は研究所公式ウェブサイト(https://toyamaglass.ac.jp/)をご確認ください。
◆ワークショップ「色鉛筆で描く、ガラスの雷鳥制作」
日時:2月8日(土)①10:30-11:30 ②13:30-14:30
2月9日(日)③13:30-14:30
2月11日(火・祝)④10:30-11:30 ⑤13:30-14:30
会場:富山市ガラス美術館 2階ロビー
対象:5歳以上(中学生以下は保護者同伴)
参加費:1,760円(税込)
申込先:富山ガラス工房第2工房 TEL:076-436-3322(9:00-17:00)
※事前申し込み制、各回10人(先着順)
同時開催
富山ガラス造形研究所 卒業制作展 2025
会 期:2月8日(土)~ 2月16日(日)
会 場:富山市ガラス美術館 3階展示室3、5階ギャラリー1・2
開場時間:午前9時30分~午後6時 (入場は閉場の30分前まで)
閉場日:なし
観覧料:無料