フィンランド・グラスアート
輝きと彩りのモダンデザイン
会期:2022年11月3日(木・祝)~2023年1月29日(日)
開場時間:午前9時30分~午後6時
※1月2日、3日は9時30分~午後5時まで
(金・土曜日は午後8時まで。入場は閉館の30分前まで)
閉場日:第1・3水曜日、年末年始(12月29日~1月1日)
概要
機能性とともに洗練された美しさを誇る北欧フィンランドの家具や陶器、ガラスなどのプロダクトは、21世紀の日本の暮らしにも大いに取り入れられ、私たちの生活に心地よい調和と潤いを与えてくれます。
1917年、大国ロシアから独立したフィンランドでは、ナショナリズムが高まるなか、新しい国づくりと国民のアイデンティティを取り戻すため、様々な側面でモダニズムが推し進められました。ガラスも例外ではありません。1930年代、ミラノ・トリエンナーレや万国博覧会など、国際展示会を見込んだ国内コンペティションが開催されるようになると、第二次世界大戦後、国家の復興をかけてそのチャンスは増加し、国際舞台への切符を求めて、若きデザイナーたちが鎬(しのぎ)を削っていったのです。そして1950年代、フィンランドの風土を反映したグラスアートは国際的な名声を博し、世界のデザイン界にその存在を顕示していきました。
本展は、1930年代から今に至る、8名のデザイナーと作家の作品約140件によって、フィンランド・グラスアートの系譜を辿ります。フィンランドでは、デザイナーが手がけたガラス製品の中でも、芸術的志向の高いプロダクトを「アートグラス」と呼びました。本展では、彼らが自ら「アートグラス」の名のもとにデザインし、職人との協働作業によって制作した作品に着目します。それぞれの表現者たちが、いかにガラスという素材と対峙し、探究し、創作の可能性を押し広げていったのか―各時代、各作家たちのガラスへの信条と挑戦、そしてプライベートな想いを垣間見ることができる機会です。どうぞお楽しみください。
主 催 富山市ガラス美術館
共 催 S2株式会社
特別協力 コレクション・カッコネン
協 賛 フィンエアー、フィンエアーカーゴ、イッタラ
後 援 フィンランド大使館、フィンランドセンター、北日本新聞社、富山新聞社、北日本放送、
富山テレビ放送、チューリップテレビ
プレスリリース(クリックしてご覧ください。)
関連プログラム
記念講演会「世界一幸せな国フィンランドの暮らしとデザイン」(予定)
参加無料 申込み不要 逐次通訳付き
日 時:11/12(土)11:00から
会 場:富山市ガラス美術館2階ロビー
講 師:アンナ=マリア・ウィルヤネン氏(フィンランドセンター所長)
※講演会の様子は美術館公式Youtubeチャンネルにてアーカイブ配信中です。下記URLからご視聴いただけます。
配信URL:https://www.youtube.com/watch?v=YTIibchl130
ワークショップ「ガラスのヒンメリを作ろう!」(予定)
※募集は終了しました。(11/24)
日 時:12/3(土) ①10:30~12:00 ②13:30~15:00
会 場:富山市ガラス美術館2階 会議室1、2
対 象:小学4年生以上
定 員:各回10名
講 師:土田ルリ子(ガラス美術館 館長)、西田真(ガラス美術館 学芸員)
参加費:2,500円
※事前申し込み制
※※応募方法、参加料、対象学年などの詳細情報は、こちらをご覧ください。
館長による作品解説
参加無料 申し込み不要
日 時:11/20(日)、12/17(土)、1/9(月・祝)、1/21(土)
各回14:00から
会 場:富山市ガラス美術館
〇 展示室への入場には、本展観覧券が必要です。
〇 関連プログラムの詳細は、美術館ウェブサイトやSNSなどでお知らせします。
〇 プログラムは都合により中止、または変更となる場合があります。
〇 最新の情報は美術館ウェブサイトにてご確認ください。
インフォメーション
観覧料
一般1,500円 (1,300円) 大学生1,300円(1,100円)
※「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」との共通観覧券
○( )内は20名以上の団体
○高校生以下無料
○本展観覧券で常設展もご覧いただけます。
前売券取扱い(一般1,300円のみ)
アスネットカウンター(Tel 076-445-5511)、TOYAMAキラリ1階総合案内
○取扱いが始まり次第、美術館ウェブサイト「お知らせ」にて掲載いたします。
→取り扱いは終了しました。(11/2)
お問い合わせ
富山市ガラス美術館
電話:076-461-3100
E-mail: bijutsukan-01@city.toyama.lg.jp