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スタニスラフ・リベンスキー&ヤロスラヴァ・ブリフトヴァ《ピラミッドの緑の眼》1993-95年 撮影:斎城卓
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スタニスラフ・リベンスキー&ヤロスラヴァ・ブリフトヴァ《Leaning》2000年 撮影:斎城卓
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ギゼラ・シャボコヴァ―《スタビリティ》1995年 撮影:室澤敏晴
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アレシュ・ヴァシーチェク《Nukleus》1997年 撮影:室澤敏晴
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イジー・ネコヴァーシュ《バロックガードⅡ》2002年 撮影:斎城卓
コレクション展2020-II
チェコガラスのレジェンド:リベンスキー&ブリフトヴァ、その門下たち
会期:2020年12月19日(土)~2021年6月13日(日)
開場時間:午前9時30分~午後6時
※入場は閉場の30分前まで(金・土曜は午後8時まで、12月29日~1月3日は午後5時まで)
閉場日:第1、第3水曜日、12月31日
※開場時間、閉場日は変更となる場合があります。詳しくは当館ウェブサイト内の「お知らせ」をご確認ください。
会場:展示室4・透ける収蔵庫(4階)
概要
スタニスラフ・リベンスキー(1921-2002)とヤロスラヴァ・ブリフトヴァ(1924-2020)の共同制作によるガラス作品は、自国チェコスロヴァキアはもちろん、第二次世界大戦直後の激動の時代から、世界のグラスアート界において牽引的な役割を果たしてきました。互いに芸術教育を受け、それぞれアーティストとしてのキャリアをスタートしていた2人が出会い、制作を開始したのは1954年のこと。リベンスキーがかたちを描き、ブリフトヴァが粘土成形し、熟練した技術者や職人の協力を得て、鋳造によるガラス作品を完成させる―この制作スタイルは、以後リベンスキーの晩年まで長きにわたり続けられました。確固たる造形力に裏打ちされた彼らのガラス彫刻は、1958年のブリュッセル万国博覧会を皮切りに、様々な国際博覧会で世界的な名声を博し、2人はグラスアートを代表する存在として、多くの国家事業へも参画することとなったのです。
作品の内部に空間を設け、そこに光を当てると、厚みや角度、かたちに応じて、ガラスは多彩なニュアンスを湛えます。この効果を探求した彼らのガラス彫刻は、しばしば「光の彫刻」と称されました。長らくグラスアート界を先導したリベンスキーは、早くから教育者としても活躍していたため、彼に師事した著名作家も少なくありません。その影響は今もなお、世界各地で見ることができるでしょう。
2020年4月、リベンスキーに先立たれていたブリフトヴァも、永遠の眠りにつきました。
本展は追悼の意も込めて、コレクションの中からリベンスキーとブリフトヴァの詩的で精神性溢れる共同作品をご紹介いたします。併せてリベンスキーに師事したチェコ作家の優品を展示いたします。深遠なる光の彫刻と個性に満ちたチェコガラスの数々をどうぞお楽しみください。
出品作家:
スタニスラフ・リベンスキー&ヤロスラヴァ・ブリフトヴァ、ヤン・フィシャル、マリアン・カレル、
ヴァーツラフ・マハチ、アレシュ・ヴァシーチェク、パヴェル・トルンカ、ウラジミール・クライン、
ヤン・エクスナル、ミラン・ハンドル、ヤロミール・リバーク、ギゼラ・シャボコヴァー、
イジー・ネコヴァーシュ、イヴァナ・シュラムコヴァ
インフォメーション
観覧料
インフォメーション
■観覧料
一般・大学生200円(170円)
※1( )内は20名以上の団体。高校生以下無料。
※2 本展の観覧券で6階グラス・アート・ガーデンもご覧いただけます。
■主催
富山市ガラス美術館
関連プログラム
〇見どころトーク
12月26日(土)、1月16日(土)、31日(日)、2月7日(日)、27日(土)、3月13日(土)、28日(日)、4月3日(土)、 29日(木・祝)、5月9日(日)、23日(日)、6月12日(土)
各回午後2時より
※5月23日(日)の見どころトークは都合により中止になりました。
・会場:富山市ガラス美術館2階 会議室1・2
・定員:先着17名程度
※事前申し込みは不要です。直接会場にお越しください。
※参加料無料。ただし参加には本展または企画展の観覧券が必要です。
◎関連プログラムは都合により中止、または変更となる場合があります。最新の情報は当館ウェブサイトをご確認ください。
お問い合わせ
富山市ガラス美術館
電話:076-461-3100
E-mail: bijutsukan-01@city.toyama.lg.jp