市川篤
《月影の軌道》
2016年
作家蔵
撮影者:市川篤

岸本耕平
《赤い窓》
2016年
作家蔵

藤掛幸智
《Vestige》
2018年
作家蔵
撮影:藤掛幸智

高木基栄
《伊邪那岐》
2016年
作家蔵 
撮影:高木基栄

ヴァーツラフ・レザーチュ
《Pillars》
2017年 
作家蔵 
撮影:岡村喜知郎

安田泰三
《虹色バルーン》
2017年 
作家蔵 
撮影:岡村喜知郎

展覧会

北陸のガラス作家たち多様化するガラス造形

会期:2018年2月17日(土)~3月25日(日)

開場時間:午前9時30分~午後6時 ※初日のみ午後1時から開場
(金・土曜日は午後8時まで、入場は閉館の30分前まで)

閉場日:2月21日(水)、3月7日(水)、3月22日(木)

会場:展示室1・2(2F)

概要

本展では、富山、石川、福井の北陸3県で学び育ち、この地域を中心に活躍する12名のガラス作家たちを紹介いたします。
北陸は伝統工芸やモノづくりの風土が息づく地域でありますが、現代ガラスを含む新しい造形分野にも目を向け、人材育成をはかり、新たな取り組みを試みている地でもあります。これは1980年代から今日に至るまで、ガラス関連施設として、制作工房や教育施設、美術館などが次々に整備され、国内外から多くのガラス作家たちが集まってきたことによるものです。
本展で紹介する作家たちも、この地で多くの出会いや修練を経て感性を培い、ガラスという素材が持つ様々な可能性を追求してきました。
彼らは常温で石のように固まっているガラスの量塊性と熔けたガラスの流動性を対比させたり、古くから用いられてきたガラスの技術を新しい発想の下に組み替えたりして、斬新な表現を成し遂げています。また、ガラスに様々な物質を溶かし込んで、物質が変化するプロセスを表現することや、自然現象が生み出す色彩を再現しようと試みることもあります。
あくなき探求心から生まれた北陸の作家たちの、独創的で多様な造形表現の成果をお楽しみください。

出品作家
市川篤、川辺雅規、岸本耕平、小暮紀一、佐野曜子、高木基栄、津守秀憲、藤掛幸智、
ヴァーツラフ・レザーチュ、安田泰三、山野宏、横山翔平(計12名、50音順)

関連プログラム

■出品作家によるアーティストトーク
2月17日(土)午後2時~ 山野宏
3月17日(土)午後2時~ 市川篤、 午後3時~ 横山翔平
会場:富山市ガラス美術館2階 ロビー、展示室1・2
料金:無料(ただし、入場には本展観覧券が必要です)

■学芸員によるギャラリートーク
2月24日(土)、3月10日(土)、3月24日(土)
〇各回午後3時~
会場:富山市ガラス美術館2階 展示室1・2
料金:無料(ただし、入場には本展観覧券が必要です)

■ライブラリー&ミュージアムコンサート
3月24日(土)午後1時半~(1時間程度)
会場:富山市ガラス美術館2階 ロビー

※事前申込みは不要です。また、関連プログラムの日時は都合により変更となる場合があります。

インフォメーション

観覧料

一般:500円(前売、団体300円)
大学生:300円(団体200円)
小中高生未就学児:無料
〇前売りチケット取扱い:TOYAMAキラリ1F総合案内、アーツナビ、アスネットカウンター
※前売りは一般のみ販売
〇本展の観覧券で常設展(4階コレクション展、6階グラス・アート・ガーデン)もご覧いただけます。

 

■主催:富山市ガラス美術館
■後援:北日本新聞社、富山新聞社、福井新聞社、北國新聞社

■カタログ

 

北陸のガラス作家たち:多様化するガラス造形

2018年発行/サイズ:A4変形/58頁/価格1,000円
日英併記/デザイン:彼谷雅光(ナチュラル・デザインスタジオ)

 

 

 

 

 

[目次]
・ごあいさつ  渋谷良治(富山市ガラス美術館長)
・ガラス造形の諸相:北陸のガラス作家たち  畠山耕造(富山市ガラス美術館学芸専門官)
・図版
・北陸から世界へ―北陸の現代ガラスの行方  畠山耕造(富山市ガラス美術館学芸専門官)
・関連年表
・作家略歴
・作品リスト

ミュージアムショップにて好評発売中

  • 情報は発行当時のものです。何卒ご了承下さい

 

お問い合わせ

富山市ガラス美術館
電話:076-461-3100
E-mail: bijutsukan-01@city.toyama.lg.jp