《M.130401》
2013年
作家蔵
撮影:家住利男

《光と水》
1989年
作家蔵
撮影:家住利男

《表面》
1995年
作家蔵
撮影:家住利男

《P.020399》
1999年
作家蔵
撮影:家住利男

《V.020802》
2002年
作家蔵
撮影:家住利男

《M.130102》
2013年
作家蔵
撮影:家住利男

《F.160201》
2016年
作家蔵
撮影:家住利男

展覧会

家住利男 削りの形

会期:2017年7月22日(土)~2017年11月5日(日)

開場時間:午前9時30分~午後6時
(金・土曜日は午後8時まで。入場は閉館の30分前まで)
※初日は午後1時より開場

閉場日:第1、3水曜日

会場:展示室3(3F)

概要

家住利男(1954-)は、東京ガラス工芸研究所でガラスによる作品制作を学び、板ガラスという素材とめぐりあいます。以後、板ガラスを重ねる、接着する、削る、磨くという工程を経て作品を制作してきました。試行錯誤を繰り返す中で家住は、石彫に用いるハンドグラインダーをガラスへと応用し、自身の手で削り磨く方法を編み出します。この方法により、家住は削られてゆくガラスの感触を確かめながら、自らの造形感覚をダイレクトに反映させた作品を生み出してきました。彼の手により削り磨かれたガラスの表層は水面のように揺らぎ、かたちに大きな広がりと量感をもたらします。さらに、光が透過あるいは反射されることで不可思議な像を映し出してゆくのです。
本展では、初期から取り組む「表面」シリーズをはじめ、覗き込むうつわ状の造形「Vessel(ベッセル)」、壁面から空間を映し出す「Projection(プロジェクション)」、空間の中で自立し、様々な動きをみせる「Move」(ムーヴ)、深く青みを帯び、豊かな量感を湛える「Form(フォーム)」シリーズなど渾身の作品約60点を展示します。また、創作の基礎となるマケット(試作品)や削りのための道具類も併せて紹介し、家住が30年近くガラスと対峙する中で展開する、ユニークな作品世界をみつめます。

関連プログラム

■家住利男 アーティストトーク
日時:7月22日(土)14:00~
会場:レクチャールーム(富山市ガラス美術館6F)
料金:無料(ただし、入場には本展観覧券が必要です)
定員:60名(先着順)

■学芸員によるギャラリートーク
7月29日(土)、8月12日(土)、8月26日(土)、9月9日(土)、9月23日(土・祝)、
10月7日(土)、10月21日(土)、11月5日(日)
〇各回14:00~ (7月29日(土)のみ15:00~)
会場:富山市ガラス美術館3階 展示室3
料金:無料(ただし、入場には本展観覧券が必要です)
※事前申込みは不要です。また、関連プログラムの日時は都合により変更となる場合があります。

展示室の設定温度について

作品保護のため、本展の展示室内の温度は20℃前後に設定しております。
そのため、展示室内は寒く感じる場合がございますので、ご入場の際はコートや防寒具、羽織るものなどをお持ちいただくことをお勧めいたします。
なお、各階受付にて羽織りものを貸し出ししておりますが、数に限りがございます。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

インフォメーション

観覧料

一般:700円(団体500円)
大学生:500円(団体300円)
小中高生未就学児:無料
「アン・ヴォルフ アンダンテ」との共通観覧券
一般:1,000円(前売、団体800円)
大学生:800円(団体500円)
小中高生未就学児:無料
〇前売りチケット取扱い:TOYAMAキラリ1F総合案内、アーツナビ、アスネットカウンター
※前売りは一般のみ、6月27日(火)から7月21日(金)まで販売
〇本展の観覧券で常設展(4階コレクション展、6階グラス・アート・ガーデン)もご覧いただけます。

■主 催:富山市ガラス美術館
■後 援:富山新聞社、北國新聞社

■カタログ

家住利男 削りの形

2017年発行/サイズ:A4変形/94頁/価格1,600円
日英併記/デザイン:南知子(stompdesign)

[目次]
・ごあいさつ  渋谷良治(富山市ガラス美術館長)
・削りの形  家住利男
・「見える」ということ、「ある」ということ-家住利男のガラス-  森田亜紀(美学研究者)
・家住利男 捉える形  中川靖子(富山市郷土博物館学芸員)
・図版
・参考資料
・作品リスト
・作家略歴
・主要参考文献

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  • 情報は発行当時のものです。何卒ご了承下さい

 

お問い合わせ

富山市ガラス美術館
電話:076-461-3100
E-mail: bijutsukan-01@city.toyama.lg.jp